はじめに

「鯉男会」の名前をそのままに引き継ぎ、会主を鯉好が勤め、鯉絵が手伝っていこうと思います。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
![]() 平成13年2月6日 西川流全国大会 西川会 於 国立大劇場 |
鯉男会とは
鯉男会とは、鯉男と鯉好が昭和32年から始めた、お弟子さん達とのおさらい会でした。と同時に、創作意欲に燃えていた鯉男の新作発表の場でもありました。
当時は、家元主催の「鯉風会」があったのですが、これは大変に権威があって若手はとてもお役をいただけません。
そんな事情もあって、鯉男会には若い芸者さん達からの出演希望が引きも切らず。
ところが、まだ会を始めて間もない二人は演し物をあまりたくさん知りません。結局、昼の部と夜の部で同じ演目を違う人が踊るなどということも、当時はよくありました。
鯉好曰く、「『それでもいいから出たい!』って言うんだもの」。
今から思えば笑い話のようなアクシデントも数限りなくありました。
拵えもすっかり出来、幕を上げるばかりの段になって、「振りを全部忘れちゃった、どうしよう」と、さるお弟子さん。
どうしようと言われても、次の演目に飛ばすわけにはいきません。「大丈夫!お稽古はたっぷりしてあるから曲が始まれば踊れる!」と強引に舞台に上げたところ、何のことはない、お稽古よりもずっと上手に踊り終えてほっと一安心、等ということもありました。
そんな鯉男会も、芸の修行に終わりはないと、歩み続けて三十回。
時代が激しく変化する中で途切れることなく続けてこられたのは多くの方々に支えられてのことと、あらためて感じております。
※鯉男会に出演した方でこのホームページに写真を載せても良い方募集中です。
当時は、家元主催の「鯉風会」があったのですが、これは大変に権威があって若手はとてもお役をいただけません。
そんな事情もあって、鯉男会には若い芸者さん達からの出演希望が引きも切らず。
ところが、まだ会を始めて間もない二人は演し物をあまりたくさん知りません。結局、昼の部と夜の部で同じ演目を違う人が踊るなどということも、当時はよくありました。
鯉好曰く、「『それでもいいから出たい!』って言うんだもの」。
今から思えば笑い話のようなアクシデントも数限りなくありました。
拵えもすっかり出来、幕を上げるばかりの段になって、「振りを全部忘れちゃった、どうしよう」と、さるお弟子さん。
どうしようと言われても、次の演目に飛ばすわけにはいきません。「大丈夫!お稽古はたっぷりしてあるから曲が始まれば踊れる!」と強引に舞台に上げたところ、何のことはない、お稽古よりもずっと上手に踊り終えてほっと一安心、等ということもありました。
そんな鯉男会も、芸の修行に終わりはないと、歩み続けて三十回。
時代が激しく変化する中で途切れることなく続けてこられたのは多くの方々に支えられてのことと、あらためて感じております。